USBケーブルのデータ転送用と充電用の違いとは

USBケーブルのデータ転送用と充電用の違いとは

USBケーブルを使う方は多いですが、データ転送用と、充電用の違いを知っている方は少ないです。データを転送するときも、充電するときも同じケーブルを使っているという方は多いでしょう。それでまったく問題はないのですが、中には充電専用のUSBケーブルもあるのです。またケーブルを用いて、データ転送を行っていると、会社などの場合は、機密情報が外部に漏れてしまう可能性があります。そのようなリスクを回避するためには、どうすれば良いのでしょうか。

USBケーブルによるデータ転送

たとえば「パソコンから、ある端末にデータを移したい」という場合、どうすれば良いのでしょうか。

まずパソコンとモバイル端末をUSBケーブルによって接続します。それからモバイル端末の転送モードを選択するのですが、画像以外のデータも転送できるように、MTPモードにしておくと便利です。

そしてパソコンのエクスプローラーから、転送したいデータを選び、コピーして、モバイル端末のフォルダにペーストすれば、とても簡単にデータを転送することができます。

USBケーブルによるデータ転送の問題点

このようにUSBケーブルによるデータ転送について解説してきましたが、それにはいくつかの問題点があります。

まずどのような情報でも、簡単に持ち出せてしまう、ということです。会社の機密情報や、顧客の個人情報のような、外部に漏らした瞬間にアウト、というような情報でも、簡単に転送できてしまうため、注意が必要です。

またUSBケーブルによって、端末に接続することで、端末に潜んでいたウイルスが、パソコンに感染する、ということもありえます。しかし、これは、パソコンにあらかじめウイルス対策ソフトをインストールしておけば、未然に防げる問題であると言えます。

USBを使う前に、そのほかのデータ転送方法について、知っておくことも大切です。USBより安全な方法があるかもしれません。最近はクラウドが、便利な情報管理サービスとして用いられています。安全な方法が見つかったら、そちらを使うと良いでしょう。もちろん、USBケーブルによるデータ転送には、それ特有の良さがあるため、すべてにおいてUSBケーブルが使えない、ということはありません。

データ転送用ケーブル選びの注意点

転送に使用するケーブルを選ぶ際の注意点として、まず気をつけるべきことは「そのケーブルは、充電専用のものではないか?」ということです。充電専用のケーブルも販売されているため、それでいくら試したとしても情報が転送されることはないのです。

またコネクタの形状もしっかり確認しましょう。USBコネクタの代表的な形状としては、Type Aがあります。これはもっとも広く使われるコネクタです。コネクタの形状によって対応するケーブルが変わり、対応外のケーブルでは原則としてデータ転送ができません。

まとめ

USBケーブルについて解説してきました。注意するべき点はいくつかありますが、活用できるととても便利なものであるため、ぜひ活用しましょう。